自分でチャレンジ!

2019年7月22日

今日は幼稚園にて子どもたちと活動。夏休みに入ると同時に年長組園児は「みんなでチャレンジ保育」に参加します。「自分たちで頑張る、いろいろなことにチャレンジする」というやる気を芽生えさせるために、様々な体験をします。これらの体験によってたくましい心を育てる、みんなと協力する、達成感を味わうなど自立心を養うことを目的としています。

 

まず最初に電車に乗ります。JR神領駅から高蔵寺駅まで乗って、公共交通機関での約束を理解します。次に高蔵寺駅から歩いてJA高蔵寺店で買い物をします。夕飯を自分たちで作るため、その材料を買います。分量に応じて、適量の野菜や肉を探し、レジできちんとお金を払います。子どもたちが主動で、教師は援助に徹します。

 

園にもどって活動開始。今年は残念ながら雨のため、室内でオリエンテーリング。各部屋を回ってクイズに応えたり、絵を描いたり、運動したりして紙にスタンプを押してもらいます。さらにエプロン作り。不織布に絵を描いてオリジナルエプロンを作りました。そしてカレーの材料の野菜を切ります。包丁を持つのが初めての子もいますが、「自分たちで作る」と張り切って行います。

 

裏方では子どもたちが料理するための下準備をします。買ってきたジャガイモやタマネギの皮をむきます。部屋中においが充満し、涙がポロポロ。ニンジンは皮をむいた後にひと工夫。片で星形に抜いたものを12個作り、実はカレーを注ぐ時にこっそり入れるのです。それが出たら大当たり。誰のお皿に入るかはわかりません。そして大鍋で煮ます。150人分できる大鍋で子どもたちはビックリ!

 

夕食後は3階ホールでお楽しみ会。今年は東京オリンピック・パラリンピックにちなんで、聖火のトーチを作り、クラスごとに一人ずつ持って走りました。最後に中心に持ってきて、開始の合図です。子どもたちが考えたクイズや遊戯で盛り上がりました。ボーイスカウトの皆さんも登場し、みんなでジャンケン列車で大騒ぎ。子どもたちよりも教師のテンションが上がっていました。

 

最後に花火大会と映画鑑賞。雨で心配していましたが、丁度その時間は上がり、打ち上げ花火に大歓声でした。映画も大きなスクリーンでみんなで観るのがうれしいようで、あっという間の1日でした。この経験を通じて、年長組園児もたくましく成長してくれたと思います。幼児教育の現場で子どもたちを育てていくことも、国や地域にとって重要なことです。現場で頑張ります。